睡眠サプリに配合されているクワンソウ(オキシピナタニン)ってどんな効果があるの?
2018/03/14
睡眠サプリによく配合されているクワンソウ(アキノワスレグサ)とその有効成分『オキシピナタニン』がなぜ睡眠に効果があるのか?副作用はあるのか?安全性や依存性など、本当に使っていいのかちょっぴり戸惑ったりしますよね?
使っても大丈夫なのでしょうか?
目次
クワンソウは眠り草と呼ばれるほどの睡眠効果がある
クワンソウ(アキノワスレグサ)とは中国を原産とするユリ科ワスレグサ属の植物で、沖縄を中心に近畿より南で生えている植物です。
特に沖縄では「眠り草」という意味のニーブイグサという名前で呼ばれていますね。1808年(江戸時代後期)頃から花や茎、葉っぱを煮込んで食べられており、琉球時代には海外からの使者をもてなす食材として扱われていました。現代でも沖縄指定伝統野菜の1つです。
古くから眠り草として愛されていたクワンソウですが、その睡眠効果が科学的に証明されたのはごく最近なんです。
琉球大学が「オキシピナタニン」という成分をクワンソウから発見。2010年にはクワンソウから完全に抽出できるようになったため、様々な実験を行っているうちに睡眠効果を確認。現在ではオキシピナタニンは特許成分として様々な睡眠サプリメントに配合されていますね。
2013年での特許提出後の資料では、以下のように書かれています。
ワンソウの成分であるオキシピナタニンを摂取することで、睡眠を改善することが出来ます。特に本発明の睡眠改善剤は、ノンレム睡眠を有意に延長することができます。また、優れた睡眠改善作用に加え、優れた鎮静作用をも有しているので、鎮静剤としても有用です
この研究結果では、マウスが起きている時間が40分減り、ノンレム睡眠(深い眠り)が40分増えたという結果になります。その効果は同じ睡眠改善成分である「グリジン」の約100倍!おまけに鎮静(リラックス)効果も確認されています。
クワンソウに副作用はない!
これだけ凄いんだから副作用が強いかと思いきや、2010年から2013年までの間に1000人以上オキシピナタニンを人体実験で服用させてきましたが、副作用や依存性は確認されていません。
安全性が高く、副作用もまったく無いということで、様々な睡眠サプリの主成分として配合されるようになりました。
有効成分「オキシピナタニン」の最新研究
オキシピナタニンですが、実はまだまだ分からない部分が多く、現状は「オキシピナタニンはなぜか分からないけど効果がある」という状態。というわけで、より詳しい研究データなどを見つけてみました。
クワンソウで眠たくなる理由
さて、オキシピナタニンを食べるとなぜ眠たくなるのか?実は明確な答えはまだ出ていません。
ですが、オキシピナタニンは「食べないと効果がない」という事は分かっています。ようは成分を手術や注射などで直接体内に入れても効果が無いということですね。
体内に取り込んだら、必ずどこかで吸収されるはずなのですが、現段階だと胃・腸・肝臓のどこからも吸収されていないことが分かっています。逆に言えば胃や腸、肝臓が悪い人でも負担をかけずに服用できるということ。過剰摂取をした際の安全性も高いですね。
さて、肝心の睡眠効果なのですが、実は予想よりも睡眠改善効果は高くないことが判明しています。
したがって、オキシピナタニンは、睡眠の導入や持続ではなく、覚醒の抑制に働いているのではないかと考えた。
つまり、今まで睡眠を誘発させると思っていたのは、実はリラックス効果のおかげだった、というわけです。
では睡眠改善効果はまったく無いのか?
オキシピナタニン投与後に体温を測定したところ、投与後の体温はグリシンと同様の傾向を示した。したがって、オキシピナタニンの睡眠改善効果に関するメカニズムの1つとして、抹消血管の拡張作用に伴う熱放出が考えられた。
オキシピナタニンの睡眠改善効果を食べると血管が大きくなり、体の熱が放出されやすくなる。少しずつ体の熱が無くなっていくので、冬眠するクマのように眠たくなっていくというわけです。
よって、オキシピナタニンの正確な効果は「体がゆっくりリラックスしていき、次第に眠りに落ちていく」ことになります。
別の研究では「オキシピナタニンは類似成分グリシンとは違い、短期間でその効果が現れた」という報告もあります。
休息期の深部体温測定により末梢血管拡張作用を調べ、ヒプノカリスは末梢血管拡張作用で深部体温の低下をみるというグリシンと違い投与後すぐの短時間の深部体温低下がみられた。
クワンソウ(オキシピナタニン)にピッタリな人は「ストレスや不安などを強く抱え込んでしまった結果、眠れなくなった」、そんな方におすすめですね。
うつ病の人の睡眠改善成分として今後期待できそうです。
クワンソウ(オキシピナタニン)の摂取量と飲むタイミング
こんな凄い効果のあるクワンソウですが、一体どの程度摂取すればいいのでしょうか?
特許庁にて調べたところ下記のような内容で提出されていました。
本発明の睡眠改善剤を経口投与する場合、その有効投与量は、対象患者の年齢・体重・病状・投与方法によっても異なるが、通常、有効成分(オキシピナタニンまたはその誘導体)を1~1000mg/Kg/日程度、好ましくは10~1000mg/Kg/日程度となるように投与する。
また、その投与時間は通常就寝前の1~6時間であり、より好ましくは2~5時間である。
引用:特許省
どうやら特許として提出されたものは自身の体重×10mgで効果があるとしているようですね。もっとも、この場合は即効性を期待しての効果。上記で引用されている資料によると一日10mgのオキシピナタニンで睡眠効果を実感できています。
このオキシピナタニン10mgというのは、クワンソウの品質にもよりますが大体100mg前後あれば十分のようですよ。
飲むタイミングも特許の情報によると「寝る2時間前」がベストとの事。ちょうど夕食後にクワンソウサプリを飲めば寝る時間には眠たくなっていきそうですね。
ここでひとつ注意点なのですが、クワンソウは「中途覚醒」の人に対してはあまり効果がないという声が多いようです。特に尿意で起きる人からの報告が多数なので、サプリを服用する際は「水は少量」にしましょう。
クワンソウ茶を飲むと眠くはなるが、中途覚醒があまり減らないとの声もあることから「不眠症」を改善するサプリメントの摂取にはいかに水分を取らないで行えるかがキーとなると考えた。
もし、「どうしても眠りたい」という場合はオキシピナタニンを500mg前後で服用すれば睡眠薬と同等の効果を発揮するみたいですよ。
副作用もまだ確認されていないみたいだから安心して使ってみてね
クワンソウを使った睡眠サプリメントは?
そんな凄いクワンソウですが、どんなサプリメントに配合されているのでしょうか?
いくつかピックアップしてみましょう。
最初に紹介するのは潤睡ハーブというサプリメント。
こちらはクワンソウが1日あたり100mgも摂取することが出来ます。
価格は通常だと5980円ですが、定期購入の場合、初回が1980円、2回目からは3990円と本格派睡眠サプリとしては安いです(価格は全て税込)。
特にオススメなのが「途中何度も起きてしまう」という人。
睡眠に必要な必須アミノ酸をバランスよく摂取できる上に、「夜眠れないことに不安」や「恐怖」を覚えているあなたの心を癒すギャバやラフマエキスもたっぷり配合。これにより
「もう夜起きて不安になりたくない」
そう考えているなら、ぜひ潤睡ハーブを使ってみてはいかがでしょうか?
マインドガードDXは数ある睡眠サポートサプリメントの中でも、トップクラスの配合成分を誇る休息サポート飲料。
クワンソウの配合量は1日分で1000mgとたっぷり!
さらに、トリプトファンやグリシンもそれぞれネムーンプラスの2倍以上なので高品質。
ドリンクタイプなので高齢者から小さなお子さんまで飲めるのもいいですね。
さらに、ここだけの話ですが、市販で販売されている「ネナイト」とセットで飲むことで、「睡眠にいい」とされている栄養素の殆どを一度に摂取できるのですよ。
唯一の欠点は価格が初回で6810円で通常価格8625円(いずれも税込)と結構なお値段。
「薬は副作用とか怖いからイヤだ」
「この休めないイライラをどうにかしたい」
そう本気で考えている人は今すぐお試し感覚で体験してみてはいかがでしょうか?